オブリビオンってどんなゲーム?今遊んでも面白い名作RPG

オブリビオンがどんなゲームかを知りたい方に向けて、本記事ではその魅力や面白いポイントを余すところなく紹介します。自由度の高さ、膨大な世界観、そして神ゲーとも称される評価。さらに、人気作品スカイリムとの違いも整理しながら、今改めてオブリビオン の価値を検証していきます。これからゲーム選びをする皆さんにとって、有益な情報となるはずです。

  1. オブリビオンの基本的なゲームシステムと世界観
  2. 自由度が高い遊び方とその魅力
  3. スカイリムとの違いを通じて見えてくる特徴
  4. なぜ神ゲーと呼ばれるのかを裏付けるポイント
目次

オブリビオン どんなゲームかを徹底解説

  • オープンワールドRPGとしての魅力
  • 自由度の高さが生む面白い体験
  • スカイリム 違いから見る進化の過程
  • オブリビオンが神ゲーと呼ばれる理由
  • 戦闘・魔法・探索に宿る魅力

オープンワールドRPGとしての魅力

「オブリビオン」は、ベセスダ・ソフトワークスが2006年にリリースしたアクションRPGであり、The Elder Scrollsシリーズの第4作目です。舞台はタムリエル大陸の中心部に位置するシロディール地方。広大な自然環境、文化が異なる都市群、そして種族ごとに異なる価値観が織りなす社会構造が緻密に描かれています。この構成により、プレイヤーは「用意された一本道を進むゲーム」ではなく、自らの意思で旅路を決める真のオープンワールド体験を味わうことができます。

ゲーム内には大小さまざまなサイドクエストが数百件以上存在し、単なる「お使い要素」ではなく、それぞれに独立した物語が組み込まれています。中にはメインストーリーよりも印象的と語られるものも多く、サブコンテンツが世界観の補強として大きな役割を果たしています。また、街の人々(NPC)はAIによって時間帯ごとに行動を変化させ、生活リズムを持っています。たとえば、昼は市場で働き、夜は自宅へ帰るといった自然な動きをするため、まるで生きた世界を観察しているような臨場感を生み出します。

さらに特徴的なのが、環境や天候の変化による没入感です。昼夜のサイクルはリアルタイムで進行し、朝焼けや夕暮れの光の表現、雨や霧による視界の変化など、当時としては革新的なビジュアル表現が導入されていました。これはゲームエンジン「Gamebryo」による動的ライティング技術が支えており、自然の描写に圧倒的なリアリティをもたらしました(出典:Bethesda Softworks公式アーカイブ)。

このようにオブリビオンは、単に「広いマップを探索する」だけの作品ではなく、環境・人間関係・文化・物語が複雑に絡み合った総合的な世界体験を提供する作品です。


自由度の高さが生む面白い体験

オブリビオンを語るうえで欠かせない要素が「自由度の高さ」です。このゲームでは、キャラクター育成や行動選択、さらには倫理的な判断に至るまで、プレイヤーの意思によって世界が変化します。スキル育成の仕組みは特に特徴的で、ゲーム開始時に「主要スキル」を選択し、そのスキルを使用することでレベルアップするという形式が採用されています。このため、戦闘・魔法・潜伏・交渉など、どのスタイルを極めるかはプレイヤー次第です。

たとえば、戦闘スキルばかりを磨けば、近接戦闘特化の戦士として生きることも可能ですし、逆に錬金術や魔法を中心に育てることで、戦闘を避けながら生存する知的プレイスタイルも成立します。このように「キャラクターを自分の理想像に近づける楽しみ」が強く、ゲームの遊び方そのものが無限に広がります。

また、オブリビオンではプレイヤーの選択が社会的評価にも反映されます。善人として街の守護者になることも、悪人として盗賊ギルドや暗殺者ギルドに身を置くことも可能です。これらの組織は独自のストーリーラインを持ち、それぞれの道に進むことで異なるクエストや報酬が得られます。この分岐構造がプレイヤーの再プレイ意欲を高め、結果的に「何周しても飽きないゲーム」として高い評価を受けています。

一方で、敵キャラクターもプレイヤーのレベルに応じて強化される“スケーリングシステム”が導入されています。これにより、序盤で油断すると一気に苦戦する状況に陥ることもありますが、逆に言えば常に緊張感ある戦闘を楽しめる構造でもあります。こうしたゲームバランスの設計は、後のRPGに多大な影響を与えたと言われています。

総じて、オブリビオンの自由度は単なる「選択肢の多さ」ではなく、世界そのものを自分の行動によって変化させるダイナミズムにあります。プレイヤー自身の創造力が物語を形成する――その体験こそが、この作品の面白さの核心です。


スカイリム 違いから見る進化の過程

オブリビオンと後継作「スカイリム」は、同じThe Elder Scrollsシリーズでありながら、その設計思想には明確な違いがあります。スカイリムは2011年に登場し、グラフィックや操作性、戦闘システムなどあらゆる面で進化を遂げました。しかし、その進化は単なる技術的な向上にとどまらず、「遊びやすさ」と「没入感」のバランスを再構築した点に本質があります。

オブリビオンでは、自由度と複雑さが最大の魅力である一方、初心者にとっては取っつきにくい要素も多く存在しました。スキルの仕組みやインベントリ管理、ミニマップの構造などがその例です。スカイリムではこれらの要素が整理され、UIが直感的に進化しました。特にスキル成長に「パークシステム」が導入され、特定スキルの発展方向を明確に可視化することで、成長の実感を得やすくなりました。

また、スカイリムではクラフト要素(武器・防具の鍛造や付呪)が追加され、プレイヤーが装備を自作し、性能を強化できるようになっています。これにより、キャラクター育成に「物作り」という新しい軸が加わりました。一方、オブリビオンには「魔法作成」「ポーション調合」といったシステムがあり、より抽象的でプレイヤーの創造性に委ねられた設計でした。

世界観においても違いが見られます。オブリビオンのシロディールは「帝国の中心」という政治的・宗教的な緊張が漂う地域であり、壮大で荘厳な世界観が特徴です。これに対し、スカイリムは「ノルド民族の独立戦争」という内紛を軸に据え、民族・文化・信仰の衝突が物語を牽引します。そのため、スカイリムは人間ドラマやリアリズムに重点が置かれており、プレイヤーの感情移入を誘う構成になっています。

表面的にはスカイリムの方が洗練されているように見えますが、探索の自由度やクエストの深さという点ではオブリビオンの方が一歩上だと感じるファンも少なくありません。つまり、スカイリムが「プレイヤーに寄り添った体験」を重視したのに対し、オブリビオンは「プレイヤーに試練と自由を与える設計」であったと言えます。

この2作の違いを比較することで、BethesdaがどのようにRPG体験を進化させてきたかが明確に見えてきます。シリーズ全体を俯瞰して理解するうえでも、オブリビオンはその「原点にして完成形」として位置づけられる作品です。

オブリビオンが神ゲーと呼ばれる理由

オブリビオンが「神ゲー」と評される背景には、当時の技術革新とゲームデザインの完成度、そして長期的に語り継がれる普遍的な面白さが存在します。2006年当時、オープンワールドRPGというジャンルはまだ発展途上にありました。その中でオブリビオンは、広大な3D世界を完全にシームレスに探索できる構造を実現し、世界中のプレイヤーに「自分の意志で世界を動かせる感覚」を初めて体験させた作品といえます。

技術的完成度と世界設計の革新

当時のゲーム機であるXbox 360やPCにおいて、シームレスなワールド構築と動的なライティング表現を両立させた作品は極めて稀でした。オブリビオンの開発では、「Radiant AI」と呼ばれる人工知能システムが導入され、NPCがそれぞれ独自のスケジュールを持ち、プレイヤーの行動に応じて柔軟に反応する設計が実装されました。このシステムによって、単なる背景キャラクターがまるで生活しているような没入感を生み出しました。

さらに、天候や光源がリアルタイムで変化する「HDRレンダリング」も当時としては先進的でした。朝の光が森を照らし、夜になると街灯や松明が明るさを支配するという自然な光の移ろいが、世界そのものを「生きている空間」として表現しています。この技術的完成度は、同時期のRPGと比較しても際立っており、専門誌「Game Informer」や「IGN」などのメディアからも高く評価されました。

(出典:Bethesda Softworks公式サイト

自由度・世界観・カスタマイズ性が生む没入感

プレイヤーが「何をしてもいい」という構造は、オブリビオンを単なるゲームではなく“体験の場”に昇華させました。キャラクター作成の段階で選ぶ種族やステータスはもちろん、盗賊・魔法使い・戦士・暗殺者など、自らの役割を完全に自由に選択できます。この選択がクエスト内容やNPCとの関係性に影響するため、同じ物語を2度プレイしても全く異なる結果が生まれるのです。

また、「魔法作成」システムの存在も大きな要素です。プレイヤーが効果や範囲、持続時間を自由に設定し、オリジナルの呪文を作れる仕組みは、創造性を刺激するものでした。例えば、「敵を麻痺させながら火炎を放つ魔法」や「透明化とスピード上昇を同時に付与する呪文」など、無限に近い組み合わせが可能です。この柔軟な設計は、後のRPGデザインにも多大な影響を与えたとされています。

長く愛される理由とリマスター版の再評価

2025年には、オブリビオンのリマスター版が発表され、現代のハードウェア向けにグラフィック・操作性が刷新されました。これにより、20年前のタイトルでありながらも最新環境で快適にプレイできるようになり、再び注目を集めています。リマスター版ではテクスチャの解像度向上やロード時間の短縮に加え、光源処理と物理演算が強化され、より自然で滑らかな動作を実現しました。

このような長期的な支持の背景には、単なるノスタルジーではなく、「どの時代に遊んでも新しい発見がある」という構造的完成度があります。自由度と探索性が融合した設計思想こそが、オブリビオンを“神ゲー”として永く語らせる最大の理由です。


戦闘・魔法・探索に宿る魅力

オブリビオンのゲームプレイを支える柱は、「戦闘」「魔法」「探索」の三要素です。これらが相互に影響し合い、プレイヤーの選択によって世界の見え方そのものが変わるように設計されています。どの要素も単体で完結せず、相互作用によって奥深い体験を構築している点が、この作品を特別な存在にしています。

戦闘システムのリアリティ

戦闘は一人称・三人称の両視点に対応しており、武器のリーチやタイミングがダイレクトに結果を左右します。攻撃・防御・回避といったアクションが物理的な動作に基づいており、「スキル値+プレイヤー操作」のバランスが絶妙です。特に弓や魔法の照準精度、攻撃モーションの慣性などは、プレイヤーの実力を試す要素として機能しています。

武器には耐久度が設定されており、使用を重ねると劣化します。これを修理する「鍛冶スキル」は、単なる補助的な要素ではなく、戦闘の安定性を維持する重要なスキルです。こうした要素により、戦闘は単なるボタン操作ではなく、戦略的な判断が求められる緊張感ある体験になっています。

魔法作成と多様なプレイスタイル

魔法のシステムは、オブリビオンの大きな魅力の一つです。火炎・氷結・雷撃といった攻撃呪文だけでなく、透明化・浮遊・念動力など、現実には存在しない現象を自在に操れる点が特徴です。さらに、自分で魔法を作り出す「Spellmaking」機能により、プレイヤーの創造性が試されます。これは単なる戦闘手段にとどまらず、探索やクエスト攻略の新しい道を切り開く要素にもなります。

例えば、山岳地帯を登るために「浮遊魔法」を組み合わせたり、敵に気づかれずに接近するために「透明化+スピード上昇」を使ったりと、状況に応じた魔法の使い分けが求められます。この柔軟なシステムが、他作品にはない自由度と奥行きを生み出しているのです。

探索と発見の喜び

オブリビオンというタイトルの名の通り、ゲーム中には「オブリビオン・ゲート」と呼ばれる異界への通路が各地に出現します。これらのゲートを通じて訪れる異界は、灼熱の地獄のような風景が広がる危険な領域であり、プレイヤーはその中を攻略し、宝やアイテムを得ることができます。

ダンジョンの設計も緻密で、構造や敵の配置、仕掛けの種類がそれぞれ異なります。探索を重ねるごとに世界の深層に触れる感覚があり、単なるマップの消化ではなく「冒険している」という実感を与えます。また、音楽や環境音の演出も優れており、探索中の静寂や敵出現時の緊張感を音で巧みにコントロールしています。

カルト的な魅力としての“予期せぬ体験”

オブリビオンは、当時の技術的限界によるバグや挙動の不安定さも含めて「味」として語られています。突然空を飛ぶNPCや地形に埋まる敵など、思わぬ出来事がプレイヤーの笑いや驚きを誘うこともあります。こうした“偶然の演出”は、完全に制御されたゲームでは生まれにくいものであり、オブリビオン特有のカルト的魅力となっています。

これらの要素が重なり合うことで、戦闘・魔法・探索のすべてが有機的に結びつき、「ただ旅をするだけでも楽しい」と感じさせる稀有な作品が成立しています。オブリビオンは、自由度の高い世界と予測不能な体験が共存する、まさに“生きたRPG”と呼ぶにふさわしい名作です。

オブリビオン どんなゲームかを理解するために

  • ストーリーと世界観が面白いと評価される理由
  • プレイヤーの選択が物語を左右する魅力
  • スカイリム 違いに見るシステム面の特徴
  • 神ゲーと称される理由を検証する
  • オブリビオン どんな ゲームかを総まとめ

ストーリーと世界観が面白いと評価される理由

オブリビオンの物語は、タムリエル帝国の皇帝が暗殺されるという衝撃的な事件から幕を開けます。暗殺によって帝国の秩序が崩壊し、同時に異界「オブリビオン」の門が開き、魔物たちが現世へ侵攻を開始します。プレイヤーは、皇帝から密命を託され、失われた皇位継承者を探し出すという壮大な使命を帯び、やがて世界の命運を左右する存在へと成長していく――それが本作の骨格となるストーリーです。

この物語が高く評価されるのは、「個人の冒険」と「世界の危機」が密接に絡み合う構成にあります。単なる英雄譚ではなく、政治的混乱・宗教的対立・人種間の緊張など、シロディールという社会そのものの背景が丁寧に描かれているため、プレイヤーは単なる戦闘者ではなく、この世界の一員として生きる感覚を得られます。街での会話や書物、NPCの独自の行動パターンを通して、プレイヤーが直接触れなくても「世界が動いている」という実感が生まれる設計です。

また、シロディールの地形や文化的多様性も物語の深みを支えています。中央部のインペリアル・シティは文明の象徴として壮麗な都市文化を持ち、周囲の地域は草原、雪山、湿地、廃墟など、環境ごとに異なる雰囲気を表現しています。宗教面では「九大神信仰」や「デイドラ信仰」といった複数の思想体系が存在し、クエストによっては信仰の対立や神々の干渉が描かれることもあります。これにより、単なるファンタジーにとどまらず、宗教哲学的な奥行きが物語全体に付与されています。

さらに注目すべきは、ゲーム内書籍の存在です。オブリビオンには800冊以上の本が登場し、帝国の歴史、英雄譚、民間伝承、学術的研究などが記述されています。これらは単なる装飾ではなく、プレイヤーの行動や選択に影響を与える知識源でもあります。こうした膨大なテキストデータが「世界を補完する物語」として機能しており、書物を通してNPCや都市の文化的背景を読み解く楽しみがあるのです。

世界観の作り込みは、同時代の他作品と比較しても群を抜いており、Bethesda Game Studiosが提示した「没入型ファンタジー世界構築」の一つの到達点と評価されています(出典:Bethesda Softworks公式サイト)。単に敵を倒すだけではなく、「世界の中で生きる感覚」そのものを体験できる点が、オブリビオンが今も語り継がれる理由です。


プレイヤーの選択が物語を左右する魅力

オブリビオンが他のRPGと大きく異なる点は、「プレイヤーの行動そのものが物語を形づくる」というゲームデザインにあります。メインストーリーを追うかどうかすらプレイヤーの自由であり、帝国の危機を放置して放浪の冒険者になることも可能です。こうした非線形の構造は、当時のRPGでは極めて革新的でした。

プレイヤーは、戦士ギルド・魔術師ギルド・盗賊ギルド・暗殺者ギルドといった複数の組織に所属できます。各ギルドには独自の物語と倫理観が存在し、加入後の選択によって結末や人間関係が変化します。たとえば、暗殺者ギルド「ダーク・ブラザーフッド」では、契約殺人という倫理的に曖昧な任務を通して“悪”の側から物語を見つめる体験が得られます。一方で、戦士ギルドでは正義と秩序の中で葛藤を抱える展開が描かれ、同じ世界の中でも立場によって異なる現実が示されます。

また、キャラクター作成時に選択する種族や出自も物語体験に大きく影響します。エルフやアルゴニアン、オークなど、それぞれが特有の社会的背景やスキル傾向を持ち、NPCからの反応も変化します。たとえば、帝国人として行動すれば権威ある対応を受ける一方で、カジート(獣人)として街を歩けば、差別的な発言を受けることもある。このような社会的リアリズムが、プレイヤーに「自分の選択が社会に影響している」という手応えを与えます。

さらに、ゲーム全体の進行における「道徳的選択」も重要なテーマです。選んだ行動が他者の運命を変え、善悪の境界を問うような状況が多く存在します。単純な“正解”が存在しない選択が提示されることで、プレイヤーは物語の当事者としての責任を実感します。この構造は、後のBethesda作品――特に『スカイリム』や『フォールアウト4』――にも受け継がれていきました。

ビルド設計の自由度も物語性を高める要素の一つです。戦士として前線で戦うか、幻惑魔法で敵を操るか、あるいは隠密行動で一切戦わずに目的を達成するか――どのスタイルを選ぶかによって、同じクエストでも全く異なる展開を見せます。たとえば、説得スキルを鍛えれば戦闘を回避して情報を得るルートが開かれ、反対に力で押し切る道を選べば敵対関係が広がるなど、行動と結果が一貫してリンクしているのです。

オブリビオンの最大の魅力は、ゲームがプレイヤーに「用意された物語を体験させる」のではなく、「自ら物語を創造させる」点にあります。この構造により、プレイヤー一人ひとりが異なる“オブリビオン体験”を持つことができるのです。選択と結果が交錯するこのダイナミックな物語設計こそが、オブリビオンを名作たらしめた本質だといえるでしょう。

スカイリム 違いに見るシステム面の特徴

The Elder Scrolls IV: Oblivion と The Elder Scrolls V: Skyrim は、同シリーズでありながらゲームデザインやシステム設計に明確な方向性の違いがあります。両作を比較することで、Bethesda Game Studios がどのようにRPG体験を進化させたかをより深く理解することができます。以下の表は、主要なシステムの差異を簡潔にまとめたものです。

項目オブリビオンスカイリム
レベルアップ・スキル上昇方式選んだ系統のスキルを使うことでレベルアップスキル使用+スキル固有パークによる進化
敵の強さ・世界の成長レベルアップすると敵も強くなるスケーリングあり多くは固定または成長幅が緩やか
ギルド関連/クエストの深さ各ギルドで長めのクエストライン、ランク制度ありギルドクエストはシンプル化傾向あり
グラフィック・ユーザー誘導当時としては高評価だが古さを感じる部分もグラフィック・UIともに洗練され高評価

オブリビオンでは、スキル育成に「主要スキル制」が導入されており、特定スキルを使用することでレベルが上昇します。この仕組みは、キャラクターの行動そのものが成長に直結するため、リアルなロールプレイを促進しました。一方、スカイリムでは「スキルツリー」および「パーク」システムが採用され、プレイヤーは各スキルに固有の能力(例:二刀流強化、隠密攻撃ボーナスなど)を獲得できます。これにより、育成の方向性を視覚的に把握できるようになり、キャラクタービルドの自由度がより分かりやすくなりました。

敵や世界の成長システムにも大きな違いがあります。オブリビオンの「レベルスケーリング」は、プレイヤーの成長に応じて敵も強化される仕組みで、常に緊張感のある戦闘を実現しました。しかし、一部では「どれだけ成長しても楽にならない」という声もありました。スカイリムではその反省を踏まえ、多くのエリアで敵の強さが固定化され、探索のリスクと達成感のバランスが改善されています。

クエストデザインにも変化が見られます。オブリビオンでは、各ギルドに「階級制度」があり、任務をこなすごとに内部での地位が上昇し、最終的にギルドマスターへ昇進するまでの物語が描かれました。これは、長期的な達成感を得る構造として機能していました。一方、スカイリムではメインストーリーに焦点を当て、ギルド関連クエストは短く構成され、テンポ重視の設計となっています。この方向転換は、カジュアルプレイヤーの増加に対応する意図があったとされます。

また、UI(ユーザーインターフェース)の進化も顕著です。スカイリムでは、直感的なメニュー設計やクエストマーカーによる誘導機能が強化され、シリーズ初心者でも迷いにくい設計となりました。グラフィック面では、オブリビオンが「HDRレンダリング」による明暗表現を導入していたのに対し、スカイリムでは「Creation Engine」によるダイナミックライティングと天候シミュレーションが強化され、自然描写のリアリティが飛躍的に向上しました。

総じて、スカイリムは「誰でも快適に遊べる完成度の高いRPG」として進化した一方で、オブリビオンは「システムの複雑さと自由度の高さ」で玄人層の支持を集めています。すなわち、スカイリムが“体験の洗練化”を目指したのに対し、オブリビオンは“ロールプレイの深み”を追求した作品であり、この両者の対比がシリーズの魅力を際立たせているのです。

(出典:Bethesda Softworks公式サイト


神ゲーと称される理由を検証する

オブリビオンが「神ゲー」と呼ばれるのは、単に名作として懐古されているからではなく、その構造的完成度と時代を超えた普遍的な魅力が今も通用しているからです。いくつかの視点から、その理由を掘り下げてみましょう。

技術的革新と時代背景

2006年当時、家庭用ゲーム機でこれほど大規模なオープンワールドRPGを実現した例はほとんど存在しませんでした。オブリビオンは、広大なマップをシームレスに移動できる設計や、NPCの生活AI(Radiant AI)による動的世界を実装し、プレイヤーの行動が周囲に影響する「生きた世界」を提示しました。この技術は後のスカイリムやフォールアウトシリーズにも継承され、Bethesdaの“没入型シミュレーション設計”の礎となりました。

自由度の高さと探索の楽しさ

本作の大きな魅力は、プレイヤーがどんな遊び方をしても成立する“自由の構造”にあります。たとえば、帝国の救世主として正義を貫くプレイもできれば、盗賊ギルドで暗躍する犯罪者として生きることも可能です。どちらのルートでも豊富なクエストラインと会話分岐が用意されており、プレイヤーの選択が世界を変化させる体験が得られます。こうしたシナリオ分岐の多様性は、現代のRPGでも類を見ない完成度を誇ります。

また、マップ探索の自由さも高く評価されています。特定のクエストを受けなくてもダンジョンや遺跡を発見でき、そこに独自の物語やアイテムが存在することで、探索自体が報酬となる仕組みが整っています。これにより、「目的地にたどり着く」ことではなく「旅の途中で何を見つけるか」が楽しみの中心となっているのです。

カスタマイズ性とリプレイ性

オブリビオンは、キャラクターメイキングの深さにおいても群を抜いています。スキル構成、魔法の自作、装備の強化、錬金術など、あらゆる要素がプレイヤーの意思に委ねられています。自分だけの魔法やビルドを構築できる点は、RPGという枠を超えた“創造のゲームデザイン”といえるでしょう。この高いカスタマイズ性が、リプレイ性の高さにつながり、発売から20年近く経っても新しいプレイスタイルが発見され続けています。

現代における再評価

2025年に発表されたリマスター版は、最新のハードウェアに対応し、グラフィック・操作性の両面で大幅に改良されました。テクスチャ解像度の向上やロード短縮、物理演算の最適化により、初代の魅力を損なわずに快適なプレイ環境が実現されています。これにより、当時を知らない世代のプレイヤーにも再び評価され、SNSやレビューサイトでは「今遊んでも色あせない」「当時の感動が再現された」といった声が多く寄せられています。

結果として、オブリビオンが“神ゲー”と呼ばれるのは、単なる思い出補正ではなく、ゲームデザインの普遍的価値と、プレイヤーの創造性を尊重した設計思想が現代にも通用しているからです。自由、探求、発見――この三位一体の構造こそが、時代を超えて語り継がれる理由なのです。

(出典:Bethesda Softworks公式サイト

オブリビオンはどんなゲームかを総まとめ

  • 広大なシロディールを自由に旅するオープンワールドRPGである
  • キャラクター作成や育成の自由度が非常に高い仕組みを採用している
  • スカイリムとの違いとして「選択と自由」「クエストの深さ」「難易度のスケーリング」が挙げられる
  • 多様なロールプレイが可能で、戦士・魔法使い・盗賊など自在に遊べる
  • 魔法作成やステータス上昇魔法など、カスタマイズ性にも優れている
  • 世界観の構築やNPC/本の読み物といった付随要素も充実している
  • 発売当時だけでなく、リマスター版によって現代でも遊びやすく進化している
  • 「神ゲー」と称されるにふさわしい構造と評価を有している
  • JRPGのような一本道ストーリーを求める人には少しハードルが高い可能性がある
  • 探索や発見を楽しみたい人には非常に向いている作品である
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次